映画秘法『ファイヤーフォックス』82点
オジ(‐◎✹◎‐) サン流映画秘法採点「82点」
ご存知クリント・イーストウッド御大、もはや生ける伝説、全身映画監督&俳優。
いや、映画そのもの、映画だよ映画。
ということでオジ(‐◎✹◎‐) サンの映画人生、ていうか映画観てたら普通は絶対観るだろ、クリント・イーストウッドの主演作なり監督作なり。
初めて観たクリント・イーストウッド作品は何かなんて覚えていない。
君は初めて食べたパンがどこの何かなんて覚えてないだろ?
そういうことだ。
だけどもオジ(‐◎✹◎‐) サンの記憶の中で一番古いクリント・イーストウッド作品と言えば、まぁ『荒野の決闘』か『夕陽のガンマン』か、そのあたりだろうか。
だけども、意外と違う作品あたりかもしれない。
亡くなった祖父が映画好き、特に西部劇狂い、当然クリント・イーストウッド好き。
祖父の家ではテレビでクリント・イーストウッド作品をやるとなれば必ず観た。
思い出深いのが『ファイヤーフォックス』なのである。
クレイグ・トーマス原作の旧ソ連が開発したMiG-31をクリント・イーストウッド演じるロシア語が話せるミッチェル・ガントが旧ソ連に潜り込んで盗み出すというお話。
このミッチェル・ガントはベトナム戦争で心の傷を負って引退生活をしていて、そのリベンジというクリント・イーストウッド的展開。
興行成績もビデオ販売も絶好調で、日本でもテレビ放映が何度もされたのでおなじみ作品だけど、評価はさほど高くないというのですがオジ(‐◎✹◎‐) サン的には思い出深いのでね。
オジ(‐◎✹◎‐) サンはもっと戦闘機がど派手にドンパチする内容かと思いきや、殆どが潜入したり右往左往したりするお話なわけで、子供には地味な映画だなという感想。
だけども、何だかじわじわくるクリント・イーストウッド流の映画。
まずどう観てもロシア人ぽくないクリント・イーストウッド。
こいつを見抜けないKGBってやばくね?
まぁ右往左往して色々あって飛行機は手に入るのだが、このMiG-31がロシア語で念じれば動くみたいな火器管制装置を積んでいる。
なんかすげぇ。
おそロシア、いやおソ連か。
ソ連凶意のテクノロジー。
ガンダムとかでありそう。
このMiG-31のデザインがまた泣かせるんだ。
良い。良いけどMiGぽくはない。
我々日本人にとって身近なMiGと言えばMiG-25だな。
あのデザインは良いね。
ゴツくてね。
はるばる北海道まで飛んできたりしてね。
ススキノ行きたかったんだろうね。
ススキノで焼酎の牛乳割りなんか飲んじゃったりしてね。
ハラショーってね、ススキノ名物のあこいらでハラショーですよ。
ロシア人は好きだからね、ススキノ。
この映画のMiG-31は近未来的、ていうか偵察機ぽいね。
ステルス性能もあるからだね。
カッコヨだよ。
とにかく終盤の盗み出して逃げて飛んで戦闘するシーンは良いよ。
クリント・イーストウッド作品らしく終盤の盛り上がり感が良い。
映像が良いんだよな、実に。
溜めて溜めてのカタルシス的な終盤。
昨今はあまり注目されないクリント・イーストウッド出演作品だけど、オジ(‐◎✹◎‐) サンは好きだね。