映画秘法『のび太の恐竜』62点
オジ(‐◎✹◎‐) サン流映画秘法採点「62点」
まず断っておくが、オジ(‐◎✹◎‐) サンにとってドラえもんは別格であり、ドラえもんの長編はまた別格である。
ではなぜ62点なのか?この名作と呼ばれる名作がなぜ62点か?
それは、これがお涙頂戴だからだ。
そう、問題はそこである。
オジ(‐◎✹◎‐) サンはお涙頂戴が嫌いというわけじゃない。
だがお涙頂戴だからありがたがるのが嫌いなのだ。
妙に神格化されるとだな、何か気に食わんのだ。
あの鳴きドラ、ドラ牌を鳴いてドラ3で満貫だねってやつ。
違う、そうじゃない鈴木雅之です。
泣きドラってやつ、アレ大嫌い。
何なんだ、アレ?
ふざけてんのか?
おばあちゃんのヤツとかさ、なめてんの?
オジ(‐◎✹◎‐) サンはのび太の恐竜リメイクまでなら許す、だがおばあちゃんは許さん。
オジ(‐◎✹◎‐) サンはな、良いか?よく聞けよ?
おまえら聞けぇ、聞け!
静かにせい
静聴せい!
話を聞け!
男一匹が、命を懸けて諸君に訴えてるんだぞ。
いいか。
いいか。
ドラえもんをだな、泣きドラとか言ってだな、臭い商売の道具にするんじゃねぇよバカ野郎。
で、『のび太の恐竜』だが、62点ってのは低すぎる気もするが、それには別にも理由がある。
ドラえもんの長編はこの後圧倒的進化を遂げるわけですよ。
数々の名作が生まれるわけです。
その名作に共通するのは、オジ(‐◎✹◎‐) サンが子供の頃に観ていた名作に共通するのは、圧倒的ワクワク感ですよ。
『海底鬼岩城』を観たことは?
あのSF感、例えば好きなメニューが何でも出てくるアレ、ワクワクしたんですよ。
冒険活劇というのか、少年たちがさワクワクできる要素がつまっているというのかさ、そういうのが好きなんだよ。
ああいうワクワク感がドラえもんの長編の良さですよ。
おそらくその「ワクワク感」と程遠い現実の中で生きていかざるおえない少年にとって、自分の想像を超えた、それでいて少年でも理解できるドラえもんたちの楽しそうな姿が好きだったんだよ。
で、『のび太の恐竜』はオジ(‐◎✹◎‐) サンの中では悲しさみたいなのが勝ってしまうわけですよ。
なんかもうわかってるわけじゃないですか、展開が。
子供でもわかる筋書きってやつです。
その点でどうしても『のび太の恐竜』は展開的に好きじゃないんですよ。
それだけです。
なんというのか、ストーリーとして美しすぎるんだよな。
ただ、それは後の長編は全てそうでもあるし、それが魅力だってのもわかる。
わかるが、いまいち好きになれないオジ(‐◎✹◎‐) サンがいるのだ。
『E・T』も類似作品と言っていいだろうが、同じくそこまで好きになれない。
出会いと別れが少年の成長に必要なものだとわかった今でもだ。