映画秘法『おろしや国酔夢譚』78点
オジ(‐◎✹◎‐) サン流映画秘法採点「78点」
オジ(‐◎✹◎‐) サンのルーツ的映画の一つ。
たまに今でもこの映画の話を友人とするぐらいである。
なぜかと言えば小学生の頃に学年全員でこの映画を観たからだ。
大黒屋光太夫を演じるのは名優緒形拳だが、あまり緒形拳感は無い映画だ。
それより印象に残るのは庄蔵役の西田敏行だ。
子供が観るにはちょっと不向きなシベリアあたりのひたすら寒さだらけの映画なわけだが、何より庄蔵が足を凍傷で失うシーンには絶句したんだよ。
寒いと、凍傷になる。
寒いと、あっさり死ぬ。
そんな当たり前の事が小学生には一種のサバイバルホラーみたいな話にしか思えなかった。
後半のエカテリーナ二世との謁見までのストーリーはあんまり覚えていない、ていうかさほど重要でもない、正直そこぐらいが一番ダルい。
この映画は観る人によってはクソつまらない映画なわけだが、何も知らない小学生にとっては「ロシア=寒すぎて死ぬ」という当たり前の現実をホラー化させるほどのものはある。
それほど凍傷の足を切断するシーンがショッキングだったんだよ。
あとやたら肉類を拒否る緒形拳にイラッともしていた。
食えよ、バカ、と。
だから少年時代のオジ(‐◎✹◎‐) サンは心に誓ったんだ、オジ(‐◎✹◎‐) サンはロシアに流れ着いても好き嫌いせずに食うものは食うし防寒対策だけは怠らないようにするぞ、と。
いいか、皆の衆。
寒いと、ヤバい。
寒いと、死ぬぞ?
今日本中が大寒波なわけだが、寒さを舐めるなよ皆の衆。
真冬なのにノーマルタイヤで高速道路に突っ込んで立ち往生する低脳共よ、この映画を観ろ。
死ぬぞ?
オジ(‐◎✹◎‐) サンは暑がりだが、寒さ対策は怠らない。
腹巻きはしておけよ皆の衆。