映画秘法『PLANET OF THE APES/猿の惑星』57点
オジ(‐◎✹◎‐) サン流映画秘法採点「57点」
本当はもっと点数低いやつをボロクソに書きたいんだけど、オジ(‐◎✹◎‐) サン一流のクソ映画センサーがあるもんでなかなかそういう作品に出会えない、ていうか観ない。
なので中途半端なところを狙いたいわけだ。
めんどいので『猿の惑星』のリメイクと書くが、鬼才と書かれすぎて気の毒なティム・バートン作品にしてはなんかティム・バートン感があまり無い絵作りだなって感じの今作。
中学生の頃の歴史の先生が唐突に旧作『猿の惑星』シリーズの話を講談調でやりだして、三時間ぐらい使って全シリーズの解説をしてくれたのが思い出にある。
なので観る前からストーリーを全部知っているというつまらなさったら、わかるか君。
だって猿の惑星ってオチが超大事じゃんね。
落語の芝浜ならオチ知ってても楽しめるけど、エテ公の話はそうもいかん。
オチを知らないからこそ楽しめるんじゃないのかね?これは。
なのでリメイク版はその点は楽しめたぞ。
だけどな、オチとしては弱いだろ、これ。
ていうか無理なんだよ、エテ吉くんたちにはな。
人類とは何か?というものが誰でもわかる形で今は理解できる時代になったわけだ。
『サピエンス全史』のおかげでね。
無論それだけが正しいことではないが、人類とおサルとの間にはやはり歴然とした差異があるわけで、そこを含めて描きなおしましたというのであれば全く違う形になったと思う。
しかし、まぁ、それはともかくとして映画としての展開や画面が正直そんなに面白くない。
旧作の方がやはり凄いってのもはっきりしてしまったし、期待する程の面白さがどう観てもないんだなこれが。
一応最後まで観ましょうかって気にはなるのは最低限の作りにはなっているからでしょう。
まぁかなり甘く観て57点でしょ。
114分だから成り立っているけど、これで120分越えてたらクソになってたね。
それに腐ってもティム・バートン大先生、嫌いにはなれない。
だけどこれ観るなら『スリーピー・ホロウ』にしておいたほうが幸せMAX。