映画秘法,  記事

映画雑感『男はつらいよ』

オジ(‐◎✹◎‐) サン流映画秘法採点「100点」

語るに及ばず、100点だ。

文句あるのかこのやろうばかやろう。

これが映画なんだよ。

最高に面白いという意味の100点じゃないけどな。

映画を作る素晴らしさがここに詰まってんだろっていう意味で教科書的に100点だってことよ。

とりあえずハリウッドだろうがボリウッドだろうが映画作るのならこれ観ろ。

まずここ10年で寅さんより良い映画って無いんだよ。

20年でもそうかもな。

いや、ここ50年ぐらいそうかもしれん。

オジ(‐◎✹◎‐) サンの好みの映画はおいといて、単純に映画としての本質的な素晴らしさで言えば寅さん越えるの難しいんだよ。

そこがこの映画の恐ろしいところで、もう寅さんは寅さんって一種のジャンルなんだよな。

このフーテンの人民救済の映画はな、恐ろしいぞ。

そこがわかると100点の意味がわかるよ。

~以下過去雑感~

✥✥✥ドーモ★オジ(‐◎✹◎‐) サン★ドーモ✥✥✥

色々と観ていなかったものを観たので、なんかここいらでちょいと箸休め的にね。

『男はつらいよ』でした。

アレだよ、やっぱ粋じゃないとね、駄目なんだよ。

粋ってのはね、テンポだよテンポ。

ポポンのポンといかないとね映画ってのは駄目なんだよ、な?

結構毛だらけ猫灰だらけケツのまわりはクソだらけってね。

これだよ、これ。

『男はつらいよ』って改めて観たら、やっぱし映画の全てじゃないけど、半分は確実に詰め込んで詰め込んで破裂しちまうんじゃないかってぐらい詰め込んであるんだよね。

うん、詰め込んである。

この濃度がスゴイ。

最高だね。

1969年というのはアメリカの転換でもあり、日本もここから転換期なんだよね。

オジ(‐◎✹◎‐) サンの無責任放言ですが、『男はつらいよ』を日本人が観て笑い泣きできる間は大丈夫ですね。

ていうか世界で観なさい、マジで。

昔から観光バス乗ると寅さんか釣りバカでしたが、やはり老若男女誰もが観て良し、これだけでスゴイもんです。

なんでしょうかね、どうも自分が年齢的に寅さんを観たくなり、寅さんが良いなぁとしみじみと思えてくるのです。

親父が亡くなってからどうも昭和のあの日あの時からの時代とあの空気感を失った感じがして、無性に昭和なものを観たくなります。

ノスタルジーなのですが、『三丁目の夕日』じゃなくてね『男はつらいよ』が良いね。

なんかしみじみしたくなるね。

でもね。マジで昭和がいつかは遠くなるわけです。

今以上に遠くなる。

その時に『男はつらいよ』があるのは、実に幸福だと思いますよ。

なんかまた日本映画観まくりたくなりました。

今宵は雨、外は嵐、とりあえずここまでにしとうございます。

agwwbnr/Kenshin Hoshino