出雲路@2023夏
さて夏である。
お盆明け、仕事が一段落した時期である。
久々に、ていうか数年ぶりに、ていうか10年ぶりぐらいに「写真期」つまり友人YSKちゃん&ウナムちゃんと写真でも行こうかとなった。
残念ながらウナムちゃんは風邪でダウンとなり、YSKちゃんとふたり旅であった。
丸亀以来である。
ここ10年が忙しすぎた。
兎にも角にも忙しく、気がつけば40歳初老であるオジ(‐◎✹◎‐) サンがモノホンのおじさんとなったわけだ。
まず太った。
なので今ダイエット中である。
それはともかく所帯を持って倅がいて仕事も自営業の極みみたいな一人親方であるので、まともに写真を撮りに行くのが非常に難しくなってしまったのだ。
そんな中でも何度か独り旅は出来た。
僅かだが、時間を作ってなんとか独り旅はできたのだ。
しかし友人と行くのは非常に難しい。
仕事関係での旅行はあっても、仲間と写真旅なんてものは果てしなく難易度が上がってしまっているのだ。
それらの旅行記はまたいずれ書く。
今回は記憶が新しいうちに書いておきたいので完全先付けである。
食いタンは無し。
今回は個人的なわがままで目的地は最初から出雲が良いと思っていた。
数年前から山陰へ行きたかったのだ。
天気次第で変更は有りだが、出雲が第一候補というのが頭の中にあったのだ。
まず出雲大社、そして松江城。
この二点が個人的に行きたいところであった。
そして行った。
それだけでもう奇跡みたいなものでもある。
ありがたし、感謝。
以下写真はスマホ(Sony SOG02)にて。
カメラでの写真はまたそのうちPHOTODIARYにて。
愛車70ヴォクシーちゃん鳥取のGSで撮影。
8月26日の午後9時半に名古屋を出る。
YSKは近所なので拾ってから東新町より高速道路へ。
雨が降っているし、東名阪は工事なのでさっさと湾岸へ出れば良いと思いきや、まさかのゲリラ豪雨。
大雨で視界不良ながらも新名神の東員あたりからは晴れた。
新名神から京滋バイパスを通り京都縦貫自動車道へ。
終点の丹後大宮市まで行き、そこからは地道にした。
中国道だと早く到着してしまうので時間調整であるのと、山陰は丹後大宮あたりまでは走りまくっているが、その先が未走行であったのだ。
カーナビが古いので新しい道がわかりにくいが、とりあえず鳥取を目指す。
新しい道、バイパスを使って行くと深夜3時前には鳥取へ到着。
約5時間で鳥取のガソスタへ。
そこで給油。
約330キロほど。
ぜんぜん疲れない。
びっくりするほど疲れない快適。
さすが70ヴォクシー。
ヴォクシーでの片道300キロ越えの旅は初めてだが、まったく疲労感が無い。
オジ(‐◎✹◎‐) サンが旅慣れている、走り慣れているというのも差し引いても、性能が良い。
腰も痛くならないし、安定性も良いし、走行性能も充分。
ヒョーロンカがバカにする国産ファミリーミニバンだが、実に良いものである。
給油しておトイレしてまた走り出す。
ここからは2時間ぐらいだろう。
ひたすら山陰道になるであろう無料の快適道を走る。
正直快適すぎてつまらない。
面白さは丹後大宮から鳥取までで、鳥取からはこの無料高速だとつまらない。
日の出に出雲大社へという目標が無ければ、もっと良い道で行きたいところ。
だが、それでも深夜ドライブでしか得られない栄養があるのだ。
こればかりは好き者にしかわからないだろうが。
夜明け(西日本なので名古屋より遅い)には出雲大社へ到着。
駐車場無料がうれしい。
人も少ない。
写真で観るより実物の方がでかいというムスビの御神像。
参拝して境内を散策。
ありがたき出雲大社。
7時ごろになると暑くなる。
一通り参拝したので移動開始。
日御碕神社へ。
もう暑い。
汗だくになってくる。
参拝後、灯台へ。
夕日に来れば素晴らしいのであろうが、まだ朝だ。
朝でも充分良いぞ。
だが暑い。
YSKが何やら海鮮丼の有名な店があると言い出して探したが、まだ営業時間前であった。
朝8時半からとHPにはあったが、実際は9時以降らしい。
暑いので退散することに。
ここまでで主要目的の三分の一の目的達成。
素晴らしい速度。
出雲大社から松江まではシンプルな道のり。
実に気持ちが良い。
宍道湖の北側ルートである。
こういうのでいいんだよ、という道であった。
そして松江城へ。
ここも無料駐車場で、実に観光客ファーストな島根県である。
すっかり好きになった。
運転マナーも良い。
なんとなく人々がおとなしい感じがする。
そして本丸を目指す。
暑い。
本丸・天守閣を目指すと洋館が登場する。
興雲閣である。
https://www.matsue-castle.jp/kounkaku/#news
仔細は上参照。
冷房はあったが動いていなかった。
しかし良い。
松江神社である。
登場人物全員愛知県地元のパイセンという戦国あるある物語。
堀尾吉晴はオジ(‐◎✹◎‐) サンの御本家の実家のすぐ近くの人。
なるほどね。
ででん、国宝である。
素晴らしい。
これで大満足。
国宝、松江城である。
何も言うことはない。
風格がある。
貴重な12現存天守の一つである。
これぞまさに国宝である。
素晴らしい。
本来の姿そのまま残されているが、誰も文句など言わない。
当たり前だ。
名古屋城も松江城のように国宝になるような城を目指すべしなのだ。
眺望も素晴らしい。
良い街であるのがわかる。
頭の悪い連中は日本の都市の景観ガーと騒ぐが、要は頭が悪いから経験しても理解できない、または経験すら無く語っているのだ。
オジ(‐◎✹◎‐) サンは松江をすっかり気に入った。
本当はもっとゆっくり回りたいが、今回は時間効率最優先である。
それに暑さが異常事態なので効率化しておかないと倒れる。
昼食の時間に近づいたので、TB氏おすすめの境港市の魚山亭へ。
さすが日曜日の有名店。
並んでいた。
20分ほど並ぶ。
大漁定食2420円なり。
大満足の内容。
どれも美味しい。
おまかせ定食はこれにでかいカニ汁がつくが、時期じゃないので外す。
千円台でもいくらでも美味しそうなメニューがズラリだが、ここは後悔したくないので満足度高そうなこれにした。
境港市から米子市へ。
のんびりルートで行きたかったが、効率重視なので立派な海沿いの道を進む。
早い。
とにかくスムーズ。
午後1時半には植田正治写真美術館へ。
ここはウナムちゃんが行きたかった場所。
1時間半ほどたっぷり堪能。
素晴らしい美術館で、建築も展示も素晴らしい。
シンプルだが楽しい、わかりやすい。
写真も撮れるスポットなので良い。
こういうのでいいんだよ。
これを観ると、植田正治という人の良さが実にわかる気がする。
地元で自分の撮りたいものを撮る。
素晴らしいなぁ。
本当はもっとゆっくり写真を撮ってまわりたいのが島根だなと思いました。
たぶん松江だけで一日じゃ足りないってなる。
今回は時節と時間的に効率重視だったので駆け足だったが、本当はもっとゆっくり街歩きしたい。
次はそういう旅でも良いかなと思えた。
そんなにセカセカと回って撮るなもったいないぞと植田正治氏に言われている気がするが、今回は今回で自分たちが考えていた方法論で完全制覇したので大満足。
最大効率で最高の写真旅を、というコンセプトだったからね。
植田正治写真美術館のすぐ隣の大山ハムでお土産を買い、近くの伯耆町のゆうあいパルでひとっ風呂。
到着時間が午後3時ぐらい。
現実的に体力等が今年の夏は限界点にすぐ来る暑さ。
もうここまでで汗だく。
汗を流して休憩。
休憩所があったのに気が付かず、普通のソファーで休んだ。
無駄と無理が無い行動であったので、これが今年の夏の写真旅としては正解だろう。
帰り道は中国道ルートで。
午後5時ごろ出て、休憩を何度かしてご飯も食べて日付が変わる前に帰宅。
久々に土山で食事。
こんなんあったっけ?
美味しかったけどね。
往復1000キロ、27時間旅の終わり。
写真旅としてもドライブ旅としても大満足の内容。
最大効率で無理なく無駄なくが実現できた。
下調べやスマホを最大限使ってノーミスで目標達成という感がある。
もっと無駄や失敗があっても旅としては楽しいが、いかんせん時間との戦いでもあるのでこれはこれでやはり正解なのだろう。
朝の涼しい間に外を周り、午後は美術館など涼しい場所へ行く。
風呂の用意はお互い何も言わずに持ってきていて、そこらへんは旅慣れた経験値なのだろう。
道の選び方や走り方も個人的な経験値があるのでまったく疲れないし無駄もないルートを選んだ。
だけれども、課題というか感想でもあるが、もっと無駄をやっても良い旅もしたい気分ではある。
それが出来る日が来るのを楽しみにしている。
失敗点としては音楽のセレクションミスというのか、ヴォクシーちゃんのカーナビがいかんのよな。
音楽再生のフォルダ内ランダム再生で偏りまくるので、なんつーのか駄目。
ちょっと悩みどころ。
あとあの頃とはやはり何か違うね。
何か違うんだよね。
もっとエモさがあったと思うんだけど、そこらへんはオジ(‐◎✹◎‐) サンがおじさんになったからかな。