映画秘法

映画秘法『攻殻機動隊 新劇場版』61点

オジ(‐◎✹◎‐) サン流映画秘法採点「61点」

飛行機の中で観たぞ、これ。

黄瀬和哉版攻殻機動隊で『ARISE』からの発展形とでも言うのか。

まぁアレだ、いかに原作と押井守版が凄いかわかっただろう君たち。

神山健治版『スタンド・アローン・コンプレックス』シリーズは嫌いではない。

嫌いではないが、好きでは無い。

ストーリーは面白いなと思って観ていたし、やはり原作に近いタチコマは良い。

だが、だが、だがしかし2、変に明るく正義感にあふれる公安9課は原作とも違う感じがしてな。

原作に沿った感じはわかるし、それを神山健治流で面白くしているのはわかる、わかるが、どうも青臭さもあってだな、しまいにはデリンジャーじゃなかったサリンジャーでどうもな。

ライ麦畑でつかまえては無いだろう、やはり。

しかし黄瀬和哉版はそれすら無い。

何も無い。

もっと、こう、あるだろう、何かが、と思って観ても、やはり何も無い。

坂本真綾とかオジ(‐◎✹◎‐) サンにはどうでも良いんだ。

心のなかで違う、これじゃない、田中敦子こそ至高と年上好きのオジ(‐◎✹◎‐) サンが密かに思っていても、それで映画の評価が決まるわけじゃない。

なんつーのか、音楽であるとか映像表現であるとか、これが黄瀬和哉版だというものが無い(コーネリアスの音楽は流石だけども、やっぱし川井憲次の曲がデカすぎるよな)

ストーリー展開は『ARISE』からの続きなわけだけど、練られているけどそんなに面白いもんでもない。

だけども『スタンド・アローン・コンプレックス』よりSF然とはしている部分もあるが、それでも薄味感は否めない。

原作は士郎正宗本人が語るようにSF風味は薄味だというが、あれで薄味ならこれはどうなるという話なわけだし、そこらへんは士郎正宗一流の技があるわけですよ。

いやー今どきのSF風味映画なんてそんなもんっすよ、ハリウッド的に作る映像どれも薄味さっぱりキレイ味でしょ?というのだろうが、それで満足いかんから『ブレードランナー2049』を超絶wktkで観るわけですよこちとら(まぁものの見事に裏切られ半分だけど)

そこらへんは製作者の年齢やセンスなどのアレだろうけども、なんつーのかキレイすぎてもやはり物足りない感があるのがオジ(‐◎✹◎‐) サンの好みです。

刑事物のドラマでもそうだけど、あんまり小綺麗でも面白くないじゃないですか。

泥臭ければ良いとか、リアルな悪さが良いとか言うわけじゃないけど、あんまり小綺麗でもつまらない。

はぐれ刑事純情派ぐらいがちょうど良い部分があるんだよ。

あくまで刑事ドラマってところがあるのが攻殻機動隊なわけですよ。

そこは譲れないプライド今井美樹。

てなもんや三度笠で点数的には低くせざる負えないね。

オジ(‐◎✹◎‐) サンの好みではないからね。

だけどだ、それでも60点は越える。

61点というのはオジ(‐◎✹◎‐) サンの中での暫定球みたいなもんで、実のところはこれはこれで良いだろう感もある。

『スタンド・アローン・コンプレックス』は映画じゃないので評価していないが、一つの作品として評価するなら65点ぐらい。

それもやはり暫定球みたいなもんで、観ている時は他の同時期のアニメなどと比べたら遥かに良作とも思っていたからね。

でも押井守版の攻殻機動隊二作を観た後に他作品を観るとだ、暫定球の数字以下になる。

オジ(‐◎✹◎‐) サンは決してオシイイストでも無いのだが、押井守ってのはやはり映画作らせたら詰まってるわけですよ、評価はさておきで。

『スタンド・アローン・コンプレックス』は詰めるものを間違えている感があり、『新劇場版』は詰まっていない。

そういうところなわけです。

だけどね、ハリウッド版よりは確実に良いから。

タケちゃん出てるからあまり悪く言いたくないけど、ハリウッド版のストーリーに比べたら超良いよ。

演出というのか、濃度の問題だね。

オジ(‐◎✹◎‐) サン