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展望2019.3.22

なぜ売れない? 日本にはクラウンと輸入車だけあればいいのか? 売れないけどすごくいいセダン 6選

相変わらずのトンチカンな記事は流石のベストカー。

それはともかくとして、昨今のトヨタ車に対しての強烈な違和感についてです。

ネット上ではデザインガーとかハシリガーとか相変わらずですが、どうでも良いレベルの話ですのでどうでも良いですね。

個人的に昨今のトヨタに対する違和感の正体は「トヨタが嫌いな層にだけ顔を向けて車造ってどうする?」というものです。

明らかにトヨタの車造り、というより日本市場もグローバル化させるというやり方ですが、その中であきらかになったのがトヨタ車のアンチトヨタ化です。

トヨタの中の人は社長をはじめとして皆が皆、自動車評論家大先生方をはじめとしたアンチトヨタな意見が気に入らない上に気になって夜も眠れないのでしょうか。

それぐらいトヨタ車の「らしさ」を否定することに全力を注いでいる印象しかありませんし、それが違和感につながっています。

レクサスは非ドイツ車的、非イギリス車的であるからこそ価値があったはずですが、自動車評論家先生方が大好きなドイツ車的な何かを目指した部分がレクサスの良さをかき消してしまっている印象です。

なぜ良さが消えるかと言えばドイツ車的な何か、言い換えれば「スポーティ風味」とでも言うべき何かというのがハッキリ言って邪魔だからです。

Dセグ以上のセダンなんてもんはどこまでいっても結果的に旦那車なわけです。

旦那車で峠やサーキットをカリカリ走るわけじゃありません。

それがしたい層には、特装車でも造って売ればいいわけです。

マークXのGRMNみたいに。

旦那車は旦那車であれば良いわけです。

お商売的には「スポーティ」風味がいるってだけです。

風味付だけにしとけばバランスがとれていたのでしょうが、ニュルがどうとか言いだすとやはりおかしくなりますね。

クラウンです。完全におかしな方向にぶっ飛んでしまった感じはあります。

クラウンが若い層に売れないから若向けに「スポーティ」にします、で結果的にニュルがどうとかになって、結果どうでしょうかね?

年配層は離れ、その下の層に売れまくったでしょうか?

500万円必要な車としてはかなり売れている、事実上日本車のDセグ以上のセダンで一番売れてはいますが、はたしてトヨタの狙い通りになったでしょうか?

結局はクラウンのファンに売れている、または法人需要がメインな事には変わりないのではないですか?

だったら最初からそのファン層に向けて造った方がいいのではないですか?

トヨタ車全体でもそうですね、トヨタが嫌いな人の方ばかり向いてもどうせ買わないんじゃないですか?

トヨタが好きな人の方を向いて車造った方が賢くないですかね?

トヨタがかつてのトヨタ的であった時代の方が、魅力的であったと思いますし、欲しいと思う人も増える気がします。

高速道路“最高速度120km/h時代”のクルマの選び方&走り方

これまたトンチカンなんですが、120キロ区間を年に何度走るのでしょうかね?

新東名は何度か走りましたが、110キロ走行のできる三車線区間はまだわずかで、しかもトラックが多くて下手に速度を上げると大変危険なわけです。

なので早く走りたいのであればエンジンや足回りよりブレーキ性能の方が重要です。

走行車線を80キロ以下で走るようなトラックを85キロぐらいで走るトラックが第二走行車線で追い越そうとして、それを90キロで走るトラックが追い越し車線で避けるので、120キロ区間だからと言って速度を上げて走ると急減速しないといけない場面が多いわけです。

なので一番重要なのがブレーキング性能並びにタイヤ性能になりますが、そりゃクラウンぐらいなら楽ちんかもしれませんが、そもそもそんな走り方をしないといけない時点でストレスフルになります(実際走ってみたらわかりますが、旧東名でゆっくり走ったほうがスムーズに感じるぐらい)

自動車評論家大先生というのはアウトバーン幻想みたいなのがありますが、高速道路の速度制限を取っ払っても、交通量が多ければスムーズに走れる速度は落ちます。

完全にトラックなどの追い越し車線の走行禁止なり、最低速度を制限するなりしないとスムーズに高速度では走れないのですが、それも現実的な話ではないわけです。

ドイツとて交通量が多い区間は制限速度があり、実質的に速度無制限で走れるわけじゃないわけです。

また散々今までに試しましたが、高速道路をいくら飛ばしても到着時刻なんてもんは大して変わらないわけです。

仮に飛ばしまくって制限速度で走るより30分早く目的地に着いたとしても、その30分なんてものの「価値」がどれぐらいのものか?リスクをとってまでする程重要な事なのか?ということです。

それより走行時のストレスを減らす、走行のリスクを減らす、その方が実は結果的に早く走ることができます。

事故や違反の確率を減らしたほうが合理的に早く走ることができるということです。

agwwbnr/Kenshin Hoshino