刑事コロンボ評価録第3話「構想の死角」
事コロンボ評価録第3話「構想の死角」88点
シリーズ初作品。
スピルバーグ演出。
ジャック・キャシディが犯人役で、名優ですね。
後々も登場します。
こういう役者さん、いなくなりましたね。
二人目の被害者のバーバラ・コルビーもまた名演。
けっこうかわいいじゃないの、と思わせておいてなかなかの食わせ者。
味があるよね、全体的に。
60年代の名残というのか、古き良きアメリカ的な味わいがある。
第一作と第二作のトゲみたいな部分が無いんだよね。
悪く言えば昼ドラ的な、安心して観ていられる感あり。
まったりしていて、それがコロンボ的な安心感。
スピルバーグらしさは構図とかにあるのかどうかは好きな人にはわかるのだろうね。
ジャック・キャシディの乗る縦目のメルセデスがこれまた良い味。
ベンツは縦目だよね、やっぱ。
トリックとか追い詰め方は驚く感はないけど、コロンボ的面白さが詰まってますね。
しつこく質問しまくるコロンボがコロンボらしくて良い。
ジャック・キャシディの良いところはダンディなナイスミドルだけど悪役として成立する演技と風貌な点。
推理サスペンスとして飛び抜けた点はないけど、雰囲気と展開が良い味出してて普通に良作。
なんとなくずっと好きな作品の一つ。