刑事コロンボ評価録第1話「殺人処方箋」
刑事コロンボ評価録第一話「殺人処方箋」65点
刑事コロンボの評価録を始める。
オジ(‐◎✹◎‐) サンはコロンボファンでほぼ全て観ているのであるが、コロンボって観終わってしばらくすると忘れるんだよね。
だから何度観ても面白いんだけど、やはりここは一度全ての話を評価しておきたい。
個人的に全てのコロンボ作品は好きだ。
たぶんTVシリーズの刑事モノでは一番好きだ、圧倒的に好きだ。
子供の頃から観ているわけで、思い入れもある。
死んだ爺様も好きだったし、死んだ親父も好きだったからな。
だからこそ評価を残しておきたいのである。
まぁはぐれ刑事純情派でこれやれって言われても無理だしな。
コロンボ作品の良いところは、全部観てもきちんと評価しやすいってところであるね。
相棒とかも無理だろ、作品数的に。
やってる人もいるだろうけど、凄いよね全部観てる人。
初期は観てたんだけどね。
劇場版ぐらいで脱落したわ。
一徳がいないと観る気しないしな。
で、コロンボ作品の第一話だが、有名な「殺人処方箋」である。
パイロット版というやつで、パイロット版が何かわからない場合は『パルプ・フィクション』を観ようね、オジ(‐◎✹◎‐) サンとの約束だゾ。
パイロット版なのでコロンボだけどまだコロンボじゃない。
だから実は、あんまし良くないんだよね。
もともとは舞台のものだそうで、舞台だと全然違うんだろうね。
初期コロンボが神作化されすぎてるから余計に観るとテイストが違うので驚くよね。
実はコロンボらしいコロンボって中期から後期で完成されていって、新コロンボあたりで完全系になっているわけよ。
逆に新コロンボのピーター・フォークってのは円熟の極みみたいなもので、ご本人が嫌でもキャリア的に完璧な演技があの時代なわけですよ(あくまで演技としての話)
まだ40代前半の「殺人処方箋」って、オジ(‐◎✹◎‐) サンと同じ年頃のピーター・フォークで、しかもまだコロンボらしさが確率されていないわけだから妙にシャッキリポンなコロンボなわけ。
台詞も怒ったりイヤラシすぎたり何かビミョー。
テンポも悪いしね(後期だとまたテンポがビミョーなのも多いけど)
殺人自体とアリバイとその崩し方は後のコロンボらしさもあるわけですが、いかんせん共犯者ジョーンハドソンへの追い詰め方はいけませんねと右京さんも紅茶こぼしまくるレベル。
トリックなどの作り方は初期コロンボ的で良いのですが、脚本や展開はマニアに酷評されがちな新シリーズの方が出来が良かったりします。
でも追い詰め方、ラストはやっぱ凄い。
そういう点では65点ぐらいかな?記念すべき初コロンボですが、評価点としてはそれぐらいです。