映画秘法『レザボア・ドッグス』95点
オジ(‐◎✹◎‐) サン流映画秘法採点「95点」
ご存知映画オタクマスター=タランティーノ=サンの記念すべきメジャー作品一作目にして、ある意味でこれよりタランティーノぽいタランティーノ映画ないよな作品。
冒頭の十数分にタランティーノの輝かしき映画バカ一代が詰まってるわけです。
もしオジ(‐◎✹◎‐) サンが映画作るんなら、絶対真似するのがこの映画だもん。
まぁタランティーノ作品真似したらクソダサいものになるのはわかりきってるけどね。
だからタランティーノって怖いんですよ。
映画バカな映画オタクが映画作って成功するって、おかしいでしょ?カテジナさん!!
チートですか?異世界転生ですか?
普通できへんやんを普通にやる男、それがタラちゃんですハーイバブーはいくらチャーーン。
で、この映画は冒頭が映画の教科書に載せたいものなわけですし「マドンナ・スピーチ」は映画好きというからには『駅馬車』並の基礎教養なわけですが、それはともかく、実はオジ(‐◎✹◎‐) サン的にはこの映画は普通に金のかかってない密室劇として好きなんだよね。
密室劇ってやっぱ面白いわけですよ。
よほどアホじゃなければ密室劇で脚本ちゃんと作れば、それなりに面白くなるんじゃないですか?知らんけど。
ていうか映画も演劇も密室劇をちゃんとやるべしだと思うわけです。
演者はクソ大変ですが、密室劇ってやっぱ演出と脚本の面白さの全てが詰まってるようにも思えるんですよ。
『ヘイトフル・エイト』って『レザボア・ドッグス』なわけじゃないですか?ぶっちゃけ。
『レザボア・ドッグス』でやり切れなかった事っていうのか、西部劇ヤリテー!!!っていうのか、もう一度やるんならこの要素を詰め込むってのを詰め込んだのが『ヘイトフル・エイト』なわけでしょ?知らんけどパート2
で、『ヘイトフル・エイト』から『レザボア・ドッグス』にもどって観ると、これが意外と『レザボア・ドッグス』の方が若いし荒いしスティーブ・ブシェミだけど、良いんだよなぁコレが。
やっぱ良いんだよ。
タランティーノってのは、これぐらいが一番良いんだよ。
円熟味とか、そういうのいらねーんだよ。
アムスでキメて書いたぐらいのテンションが一番心地よい。
『ヘイトフル・エイト』って何もやることもやる気もないけど酒飲みながらダラケたい時に観たいかって言われたら観たくないんだよな。
そういう時は『レザボア・ドッグス』の方がいいだろ?な?
まぁそれ言い出したら『パルプ・フィクション』っていう映画史に残る名作があるんだけどさ、まずもって『レザボア・ドッグス』ってもんがあるんだよ。
『パルプ・フィクション』って最高すぎるけど、『レザボア・ドッグス』の方がちょうど良いテンションの夜はあるじゃんか、マジで。
そういうところで95点です。