東北一周紀行2006@第三章岩手青森風雲篇

釜石にいた。

宮城県を海沿いに北へ向かう。

道中眠り、気がつけば朝であり、釜石である。

何もすることがない朝の六時。

やる事がないのなら走る。

山へ向かって。

遠野へ。

本当に走っただけだった。

かっぱとかどこかよくわからなかった。

思ったより遠野物語ではなかったし、柳田國男感もなかった、というか見つけられなかった。

今なら簡単なのだが、当時はわからないものはわからないのだ。

カーナビ使えよ、とあとから思ったが後の祭り。

そこから浄土ヶ浜を目指す。

とまり遠回りしただけ。

もっと色々観れば良かった。

ていうかやっぱし平泉寄るべきだったな。

浄土ヶ浜である。

文句無し。

浄土ヶ浜だなぁ。

いや、ここが浄土ヶ浜なのだ。

まさに、今、浄土にいる。

これは凄いことである。

確実に感動していた。

だが、その感動をぶち壊す体験をしてしまう。

食堂へ立ち寄るとウニ丼か海藻ラーメンか、という二択であった。

本当は他にもあったような気がするが、どうも微妙だったのだ。

うん、せっかくなのでウニ丼を。。。

これがあまり美味しくないというのか個人的にウニがそこまで好きでない事に気がついた。

がっくし4千円。

高い。

いや、なんかさ、もっと海鮮丼とかなんかなかったんかい。

ていうかやっぱ昼飯はラーメンだなラーメン。

さらば浄土ヶ浜。

走れ走れ、だ。

目指せ青森。

ひたすら青森を目指す道のりである。

そして青森の十和田湖を目指す。

ついたぞ十和田湖。

青森だぞおっかさん。

なぜ十和田湖なのかはよくわからないが、十和田湖というものは別格である。

何か強烈な個性がある。

もう夕暮れ。

誰もいない十和田湖でした。

それにしてもなぜ十和田湖なのか?

重要な事は巡り合うことである。

わかるかい?めぐりあい宇宙だ。

さて、ここから青森なんだぞ。

いよいよである。

十和田湖から北上する、気がつけば真っ暗であった。