グーグルフォトにブチ込むために古い写真のデータを漁っていたら、懐かしいものがあった。 データには2005年8月27日とある。 和歌山へ行ったのだ。 かつての携帯の写メである。 当時とはこれぐらいが普通であったが、けっこう良く撮れている方だろう。 またもや「自由な時間」のおかげで旅に出る事ができた。 とは言え、所要があって二泊三日という短い旅である。 友人に会うためにとりあえず和歌山へ行くことにした。 そして和歌山へ。 人生初である。 高速道路で和歌山へ行ったのだが、ICから地道が渋滞していて困った。 友人に会い、夜遊びをする。 酔っ払って撮ったのでブレているが、店が傾いてるという有名店の和歌山ラーメンである。 おそらくラーメンの中で一番好きなのが喜多方ラーメンで、次に好きなのが和歌山ラーメンかもしれない。 最近では鶏白湯が好きだが、なんだかんだで喜多方ラーメンと和歌山ラーメンは好きだ。 まぁどちらにせよシメにラーメンというのは身体に悪いが、最高に美味い。 爆睡した次の日は、どうするのか? ただひたすら走るしかあるまい。 目指すは紀伊半島最南端、本州の最南端でもある潮岬である。 とにかく走りにくい和歌山市内を抜けて、ひたすら南下していく。 道は一本である。 気楽である。 夕方には潮岬の灯台まで到着した。 その時は勘違いしていたが、灯台あたりで最南端気分であったのだ。 実は最南端はちょっと行ったところの磯である。 だけどお調子者には灯台で充分最南端気分であった。 実に気分良く最南端を味わって、また走る。 しばらくすると夜である。 適当な海岸沿いの駐車場で車を停めて一泊する。 朝が来たらまた走り出す。 三重県は広い。 意外と走っていて意外と時間がかかる。 とにかく無性に風呂に入りたくなる。 どうせなら温泉が良いと言うことで、榊原温泉を目指す。 ていうか海沿いより山沿いの方が走りやすいのが三重県である。 なんとなく走っていたら、榊原温泉に到着。 日帰り温泉のできるところへ行き、温泉を堪能。 ついでにマッサージをしてもらうが、どうも下手くそなオッサンで、無性に話しかけてくる割には下手くそで困った。 榊原温泉の先から高速へ。 とある約束があり、夕方には江南へ行きたかったのである。 短い時間だけど、和歌山を堪能し、紀伊半島一周が出来たのが実に面白かった。 この先しばらくは独り旅が無いのだが、その代わり違う形の旅になる。 それはそれで面白いのだが、この紀伊半島独り旅はなかなかのものであったのだ。 前回の日光東照宮からの京都までの旅とは違って身近なコンパクト旅だけど、充分濃い独り旅であったからだ。
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