展望2019.7.3

バンコクで「物価」の意味を知る

日本はアジアのイタリアに

『サザエさん』を読めばわかるのですが、高度経済成長時代からバブル経済崩壊後で何が変化したのかと言えば、金銭感覚・経済観念なのです。

サザエさんではうな重を頼むのに大騒動していました。

うな重が3000円から5000円とすると食べ物としては高い部類ですが、磯野家ほどうな重に大騒ぎする家庭が今どれだけあるでしょうか?

お金が無ければうな重を頼むという選択肢は最初から無いわけです。

それは昭和だろうが平成だろうが令和だろうが同じです。

しかし磯野家のように購買力はあっても実際に注文するのには躊躇するという精神性というか経済観念が重要なわけです。

サザエさんの原作での経済観念というのは、その次代に応じたものであり、誇張されている部分もあるとは言えども決してハズレ過ぎたものでもないでしょう。

いわゆる「庶民感覚」というものからズレていたわけではないのですが、現代人から見たら「大げさ」な感覚が作中でしばし登場します。

その象徴が「うな重」なんです。

象徴と言えば「フォアグラ」というものがあります。

かつては超高級食材であり「幻」みたいなものでしたが、現在では居酒屋メニューでもあったりするポピュラーな食材に近いものになりました。

僕が子供の頃はまだ「幻」であり、バブル期の象徴のような食べ物でしたね。

『美味しんぼ』でも登場していて、あん肝と謎の対決を繰り広げていましたが、とにかくどれだけ美味いものかと想像したものです。

大人になって実際に食べてみると脂っこいレバーという味で、少し残念でしたが、僕みたいなもんでも食べられるようになったのが感慨深いものがありました。

フォアグラの価格というものは、おそらく輸入量や為替の関係でかつては恐ろしく高価であったのでしょうが、現在ではそれが安くなり、比較的安価に食べられるようになったのでしょう。

若人からしたらかつてのフォアグラの価値というものは思いも知らない事だと思われます。

松茸のように採れる量が少ないものは相変わらず高価です。

かつてはフォアグラは松茸の如く高価でバブリーな食べ物の象徴でしたが、値段と時代の変化で価値観は変化していくものです。

うな重は、うなぎの漁獲量が減り値段は上がっているのですが、かつてのフォアグラの如き神通力を持つほどの価値があると認識しているカツオの如き人は今どれだけいるのでしょう。

現代日本人はカツオの様にうな重で大騒ぎはできません。

それが時代によって変化する価値観であり金銭感覚なのです。

その経済観念を逆戻しにする、という手は確かに一手だと思います。

サザエさん一家の時代に戻れば、意外と幸せに暮らせるかもしれません。

しかし一度進めた針を戻せるのか?という事でもあります。

7代目カローラを自動車通が「伝説」と語る理由

どうりで豪華だったわけだ…歴代でもっとも売れた「中興の祖」

あの日あの頃より今の時代の方が確実に幸福である、という事が言い切れない事。

それは当たり前であり、なぜかと言えば記憶は美化されていくものだからです。

とは言えカローラに関しては七代目AE100系は良かったですねぇ。

運転したことがありますが、良かったです。

最初にカローラを買っておけばな、と考えてしまいます。

人生も変わったいただろうなぁ、と。

ただ個人的には八代目カローラの方が好きなんですよね。

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