思い出すのは夜道を走っているあの瞬間。
窓を開ければ夏の夜風が心地よく頬を撫でる。
周回道路はオレンジ色の街灯に照らされヘッドライトの明かりが混ざり合う。
すれ違うトラックの風切音が耳に残りオーディオから流れる音楽は溶けて無くなる。
何本目かも憶えていないタバコに火をつければ気怠い心がざわめく。
ああ、嫌なもんだな。