コロナプレミオの思い出,  燃費,  車に乗って乗られて乗り乗られ

エアウェイブ燃費7月5日

走行距離447.9キロ
給油量32.02L
燃費1Lあたり13.98キロ
燃費計14キロ表示
価格1L144円
合計4611円

長距離と市街地走行が半々ぐらい。
まぁぼちぼち。

それにしても夏になると以前乗っていたコロナプレミオが懐かしくなる。
何故夏なのかはわからないが(笑)
いい車だったなぁ。
世間的にはつまらないおっさん車なのだろうけど、良く考えられている車だった。
確かに初期型D-4エンジンの不安感はあるが、あれは要するにススがたまるというだけで、定期的なオイル交換を心がけていれば10万キロオーバーぐらいは楽勝だったけども。
燃費も良いし、乗り心地も良いし、収納と居住性も良かった。
見切りが良いから運転も楽だった。
次もああいう感じの車がいいのかなと。
ああ、そうか、仕事で忙しく運転しているとあの感覚が懐かしくなるんだな。

後継車種のプレミオとアリオンもモデルチェンジして2代目だ。
それももうモデル末期だろう。
プレミオの安いグレードの1500CCに、豪華装備版が登場していた。
1800CCのEXパッケージと同等の内容のようだ。
これに少し心が動かされた。
うまいことやりおる。
ほとんど注目もされない車の、それもまた注目されないグレードだが、これは「買い」だと思う。
低燃費で経済的な車は欲しいが、ハイブリッドなどにはまだ不安がある。
今のカローラでは少しさびしいが、排気量は1800CCや2000CCはいらない。
なるべく経済的な方がいいが、それでも豪華さが欲しい。
そういう層は少なくないはずだ。
プレミオの1500CCならリッター最低リッター10キロ以上、高速ではリッター18キロ以上だって狙えるだろう。
平均すると13~15キロか。
最新の低燃費車からしたら物足りない数字だが、それでもけっこういい数字ではある。
それに300万のハイブリッドでリッター20キロ走っても、200万のプレミオでリッター13キロぐらい走ってくれれば、そんなに悪くはない。
前にも書いたがそこらへんの経済性は難しいが、基本的には本体価格との釣り合いだと思う。
低燃費だけでない。
アクアやプリウスじゃ駄目な部分もあるんだ。
ヨーロッパ車じゃ駄目な部分もあるんだ。
やっぱりこういうオーソドックスなセダン、特に日本専用の5ナンバーサイズのセダンは使いやすい。
5ナンバーでも小さいわけではない。
大人4人乗れるし、ゴルフバッグも難なくつめる。
それに快適性も高い。
間違いがない。
貴重な存在だと思うし、これに乗るほうが幸せになれるんじゃないかって人も多いと思うのだが。

まぁ、人は人だ。
自分はこの車の足の長さがなんだかんだで好きだ。
足が長い車はいい車。
そう思う。
別にプリウスで常に20以上走って1000キロ超が簡単とか、アテンザのディーゼルで1600キロ超とか、それではそれでいいのだけど、それはまた別の話。
今はプレミオの話。

そういえば、コロナプレミオもそうだったが、プレミオもタンクが60Lと最近の車では余裕をもったサイズなのである。
もうアッパーミドル以下はほとんど50L以下になってしまった。
貴重な60Lのタンクである。
ひょっとしたら次はもうこのサイズじゃなくなるんじゃないか?
すくなくとも現行カローラベースになるとタンクは確実に小さくなる。
それだと魅力が半減する。

それにしても最近はすぐにタンク容量を削る。
よろしくない。
低燃費の車だからこそ、タンク容量は減らすべきでない。
低燃費で長距離無給油で走れる良さと重要性があるんだ。
なぜ低燃費だからと言ってタンク減らすんだ。
ユーザー軽視だと思うな。
車で走り回る者からすれば、そういうところは削っちゃ駄目なんだ。

個人的にプレミオ1500CCEXパッケージはいい車だと思う。
とにかく装備がいい。
燃費もそこそこいい。
日本の道路事情に合っている。
もっと注目されてもいいと思うんだがな。

よく走りが良くないと指摘されるが、走りが良いとはどういうことなのか?
面白さか?スタビリティの良さか?
走りの面白さを求めるなら軽量FR車のロードスターか86に乗ればいい。
中古でもいいならコペンか、MR車のMR-Sがいいだろう。
スタビリティの良さなら重いFR車のクラウンかフーガでいいだろう。
外車は興味がないからわからん。
国産と同じ値段なら考えるが、結局は割高でアホらしいので、買おうとは思えないからきちんと乗って考えたことがない。

先代プレミオは運転したことがあるが、面白さもスタビリティもずば抜けていいわけではないが、不愉快な走りとは程遠い、むしろ気持ちよさがあった。
そこそこ軽量で、1800CCのエンジンだったが遅さを感じさせることはない、ホイールベースも短くないのでスタビリティもそこそこある。
パワーがありすぎることも、足回りガチガチということもなく、過剰さはまったくない。
静粛性も高いし、居住性も高いので、運転していて不愉快さがない。
それが気持ちよさになる。
雑誌などの評論家先生や走り屋諸師の意見に振り回されてはいけない。
街中や高速で「普通」に走るのにちょうど良い性能というのがあるのだ。
それはエンジンや足回りだけでなくて、サイズ感や居住性や快適性も加えて総合的に考えないといけない。
プレミオはかなりバランスがいい車だと思う。

agwwbnr/Kenshin Hoshino